日本の性・ジェンダー文化と現地表現
- 女方 (onnagata)
- 歌舞伎で女性役を専門とする俳優・役柄。舞台上の役柄の伝統であり、ジェンダー・アイデンティティ名ではない。
- 若衆 (wakashū)
- 歴史的な若者・年齢/身分カテゴリー。歴史文脈でのみ用い、現代のゲイ/トランス・アイデンティティと訳さない。
- 男色 (nanshoku)
- 男性間の性愛・性的関係を指す歴史語。歴史的な言説・慣行を示す語で、現代のアイデンティティ・カテゴリーではない。
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- 衆道 (shudō)
- 男性間の性愛や倫理・社会慣行に関わる歴史語で、年齢・身分構造と結び付く場合がある。現代のゲイ・アイデンティティと直接対応させない。
- Xジェンダー (X-jendā)
- 男女の二分だけでは表せない性別を持つ一部の人が用いる、日本で形成された自己認識カテゴリー。1990年代後半以降、当事者コミュニティやインターネットを通じて広がったが、すべてのノンバイナリーの人が用いるわけではない。
- SOGI/ソジ (SOGI / soji)
- Sexual Orientation and Gender Identity(性的指向とジェンダー・アイデンティティ)。性的少数者だけを指すラベルではなく、すべての人に関わる政策・権利概念。
- ゲイ (gei)
- 現代の中立的な「gay」の借用語。当事者本人が選ぶ場合に自己認識語として用いられる。
- レズビアン (rezubian)
- 現代の中立的な「lesbian」の借用語。中立的なガイド文では短縮形「レズ」より、この完全形を優先する。
- クィア (kuia)
- queerの借用語。肯定的な自己認識語として使う人もいるが、歴史や好みが異なるため、本人が選んでいない相手に一方的に当てはめない。
- ホモ/オカマ/レズ (homo / okama / rezu)
- 侮辱・ハラスメントになり得る文脈依存の表現。標準のアイデンティティ名や検索タグには使わず、歴史・メディア表現、ハラスメントの説明、本人の引用された自己表現を説明する場合に限って扱う。
- セクマイ (sekumai)
- 「セクシュアルマイノリティ」の略。コミュニティ語として通じるが、中立的ガイドでは可能なら本人が選ぶ具体的なアイデンティティ語を優先する。
- ビアン (bian)
- 「レズビアン」の口語的略称。コミュニティやサービスで使われるが、中立的な編集文では通常、完全形を優先する。
- ノンケ (nonke)
- 主にゲイコミュニティ文脈で異性愛者を指す俗語。正式なアイデンティティ名や、店のLGBTQ+関連性を確定する単独根拠にはしない。
- ママ/マスター (mama / masutā)
- 一部の小規模バーで店を切り盛りする人・ホストを指す役割語。用法は店ごとに異なり、「ママ」はジェンダー・アイデンティティ名ではない。
- 店子 (miseko)
- 一部のゲイバー文脈では店子を「みせこ」と読みスタッフを指す。一般文脈の「たなこ」と混同しない。
- ハッテン場 (hattenba)
- 主に男性間の性的な出会いに使われる場所を指す語。成人向け・高プライバシーの探索語で、ゲイバー、サウナ、LGBTQ+施設全般の同義語ではない。